知っておきたい「帯板」とは

知っておきたい「帯板」とは

知っておきたい「帯板」とは 着付けを習い事にするなら最低限の着物に関する知識は持っているに越したことはありません。その方が習い事として着付けを学び始めたとき、スムーズにその内容を理解することができるためです。
そんな着物に関する知識として知っておくべきことはさまざまなものがありますが、その中でもぜひともおさえておきたい用語に、「帯板」があります。帯板というのは、着物を着るときに必須となる存在です。
具体的には、帯を締めるときに前に挟んで前帯の部分にシワがよらないようにすることを目的に使われる和装小物のことです。それゆえに、その存在は「前板」と呼ばれることもあります。
一般的には厚めの板状のボール紙に布地が張り付けられているものが基本で、この布地にも着物同様さまざまな色柄が配されたものがあります。
また、近年ではプラスチック製のものもありますが、さまざまな種類の中での使い分け方の基本は、長さと色に着目する、というので問題ありません。

着付けの習い事で学ぶ「帯留め」の基本とは

着付けの習い事で学ぶ「帯留め」の基本とは 帯留めとは帯締めに通す飾りで、天然石や蒔絵など様々な素材で手掛けられています。着物専用の小物のなかでは最も使われており、汎用性も高いです。
着付け教室といった習い事でもその通し方を学べるものの、基本的に留め具の裏側についている2か所の輪の部分に帯締めを通し、結び目はお太鼓の中に隠して、帯留めを正面にする事が共通しています。ただし、なかにはクリップ式もあったりするので要注意です。
この小物はパーティーや訪問着など様々な場面で使えるので役立ちますが、喪服とお茶の習い事だけはタブーとなっています。喪服でタブーになっている理由は、葬儀において、派手な装いや光りものが禁じられているからです。
同じくお茶でも道具とぶつかった拍子で壊れてしまうリスクを恐れており、なおかつお茶では茶道具が主役であるため、それよりも目立つ代物は嫌厭されています。
逆に言えば、この2つの場面でなければ問題なく、おまけにブローチなど代用品でも構わないです。